(横浜GRITS)91番 FW 氏橋祐太 選手 今シーズンをもって引退
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この度、91番 FW 氏橋祐太 選手が今シーズンをもって引退することになりました。
選手プロフィール
経歴
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレス出身。現在は、横浜GRITSでのプロアイスホッケー選手の傍ら、製造業に就き、デュアルキャリアの道を歩む。
出身地に加え、小学生時代は東京(所属クラブチーム:高田馬場シチズンJr.)からウクライナ・キエフに移り、インターナショナル学校に通いながら現地のクラブチームでプレーするなど、類い稀な経験をもつ。
中学時代を再度東京(所属クラブチーム:明治神宮Jr.)で過ごした後、慶應義塾高等学校・慶應義塾大学へと進学し、文武両道に励む。
卒業時にはプロチームからのオファーがありつつも、上場企業サラリーマンとしての経歴を歩み始め、東京都社会人Sリーグ(所属:伊藤忠商事アイスホッケー部)を主戦場としてアイスホッケーを継続。
2019年に横浜GRITSの新創立と共に入団し、2020年、32歳のオールドルーキーとしてプロデビュー。
2023年3月4日(土)、5日(日)のレギュラーシーズン最終戦 vs ひがし北海道クレインズ をもって、引退を表明。
スタッツ
(2023年2月8日(水)現在)
3シーズン・72試合出場
3ゴール・10アシスト
32歳でプロ選手デビュー、そしてデュアルキャリアデビューを果たし、夢と希望を与えた
上場企業のサラリーマンとして働きながら32歳でプロ選手としてデビューし、恵まれた長身と豊富な運動量で相手のパックを取りに迫るプレーで多くのファンを魅了してきた。アイスホッケーでもサラリーマンとしての職にも隙なくストイックに取り組む様子は、チーム内でも尊敬の的であった。
横浜GRITSがアジアリーグ(当時はコロナ禍によるジャパンカップ)に参戦する2020年のシーズン前に行われたプレシーズンマッチでの写真。
氏橋祐太 選手 コメント
「今シーズン限りで横浜GRITSを退団し引退する事を決断しました。オールドルーキーとして奇跡的な機会をいただき、アイスホッケーをプロとしてプレーできたことは本当に幸せでした。
周りの人々に恵まれたホッケー人生であったことを常に感じています。ホッケーを始めるきっかけをくれた兄。落ち込んだ時には励ましてくれた姉。ホッケーの難しさと楽しさを教えてくれたチームメイト。根気強く指導し続けてくれたコーチ。卒業後もホッケーに熱い思いを持たせてくれたSリーガー。何度も根気強く説得してくれたGM。この無謀な挑戦を応援し尽力くださった会社の先輩と職場の皆さま。多くの人々に感謝し切れない程の恩を感じています。
何より、両親がしてくれた献身的なサポートと、妻の後押しと支えが無ければこの文章を書くこともありませんでした。
チームはアジアリーグ参入3年目、初めての2桁勝利が目前です。
チームに貢献できるよう最後の試合まで精一杯プレーします。」
浅沼芳征 監督 コメント
「ウジとは、君の大学入学時からの付き合いになるな。
大学で一度声掛かりつつも諦めたプロの道への再チャレンジ、相当の苦悩があったはずだが、良く決断してGRITSに飛び込んだと思う。
実直で、人一倍責任感あるウジの人生の岐路としては、まさに迷宮の大冒険だったでしょう。
ダイナミックなスケーティングフォームはじめ、どの場面でも全力で献身的なプレースタイルは学生時代から全く変わらないけど、それを確実に進化させトッププロの世界でも通用させた君は、チームメイト、スタッフから全幅の信頼を受け、また多くのファンの方々に感動を与え、支持されてましたね。
この3年間、厳しさや悔しさが殆どだったかと思うが、ほんの少しでもエキサイティングでワクワクした時間もあったはずで、それは君にとって、これからの人生での大きな糧になることでしょう。
これからはホッケー選手から企業戦士に切り替え、また新たなミッションと共に、更なる社会貢献や課題を意識し、GRITSアルムナイとして、是非これからも多くの人々をシアワセに、感動させるべく、活躍の場を拡げ羽ばたいてください!
そして、愛する家族とステキな時間をたっぷり過ごせるよう願ってます。
大学卒業から9年後、また君と同じチームで戦えたこと、誇りに思うよ。
いつもチームを想い、支えてくれて有難う!
残りの試合、最後まで全力で悔いなき戦いをして、皆の心に♯91を焼き付けよう!」
横浜GRITS公式サイト:91番 FW 氏橋祐太 選手 今シーズンをもって引退