(レッドイーグルス北海道)Rookies #5 床 勇大可選手

Rookies #5 床 勇大可選手

幼少期を釧路で過ごし、小学2年生の時に東京へ移ってからもホッケーを続けてきた、#4 DF床 勇大可選手。2025年のルーキーズコラム第1回では、今季さらなる成長を求めてチームに加入した床選手に、法政大学で副主将を務めた経験やDFの魅力、そして今後の目標について話を聞きました

――床選手は東京出身と伺いました。まずは簡単な経歴を教えてもらえますか?

はい。元々は釧路に住んでいて、そこでホッケーを始めました。小学2年生の夏に東京へ引っ越し、東村山市の小・中学校に通いました。高校はホッケー部のない明治学院東村山高校だったため、クラブチームで週2回ほど練習していました。その頃、父が法政大学で臨時コーチを務めていたこともあり、高校1年生から法政大学の練習に参加させてもらい、その縁もあって法政大学に進学しました。

――東京でホッケーを続けることは簡単ではないと思いますが、いかがでしたか?

引っ越しが決まった時は、「もうホッケーを続けられないかもしれない」と思いました。しかし、親がいろいろな練習に連れて行ってくれたので、問題なく続けることができました。とはいえ、北海道などのホッケーが盛んな地域のチームとの実力差を大きく感じ、高校2年生頃から本気でホッケーに取り組むようになりました。食事をしっかりとって体を大きくしたり、「北海道の選手はこれくらい練習をしているだろう」と想像しながら、一人で工夫してトレーニングに励みました。

――レッドイーグルス北海道に加入を決めた理由を押してください

自分に負荷をかけられるような、チーム内競争の激しい環境で成長したいと考えたからです。今まで得られなかった経験をするためにも、これまで以上の努力が必要だと感じています。そうした場所でプレーしたいという気持ちが、自分の中で一番大きかったですね。タレントが多く、誰が出ても強いチームから声をかけてもらえたので、挑戦しようと決めました。

――では、改めてホッケーを始めた時期ときっかけは?

父がホッケー経験者で、姉2人もやっていたので、自分も小さい頃からリンクに通っていました。当時は釧路に住んでいたので、3歳くらいには外リンクのはじで遊んでいました。幼稚園の頃からスケート教室に通い、小学1年生でチームに入りました。ホッケー自体は楽しかったものの、父や姉に叱られることも多く、今でも鮮明に覚えているほど「楽しかった」という思い出は少ないです。しかし、野球やテニスなど他のスポーツも経験した中で、最終的にホッケーを一番長く続けてきたのは、やはり心から好きだったからだと思います。

――ポジションはずっとDFですか?

最初はFWでしたが、身長が伸びたことや、所属していたジュニアチームにDFが少なかったこともあり、小学6年生からDFになりました。コーチに「やってみる?」と声をかけられて、「じゃあやってみようかな」という軽い気持ちで始めたんです。「DFの位置からでも攻めればいいや」という感覚もありました。それからずっとDFを続けています。父もDF出身なので指導はさらに厳しくなりましたが、そのおかげでここまでやってこられたと思っています。

――DFの魅力と自身の強みを教えてください。

相手を止めたり、抑え込んだりするバトルに勝てると達成感があります。FWのようにゴールで注目されることは少ないですが、そうした部分がDFの分かりやすい魅力だと思います。特に自分はスキルで勝負するタイプではないので、ゴール前やボード際で体を張ってバトルに勝つことが強みです。なので、チェックやボード際のプレーなど、DFらしい部分に注目してほしいです。


抹茶スイーツ好きの床選手。練習や試合を終えた後は、抹茶フラペチーノや抹茶アイスでホッと一息ついています。
試合では「判断が遅い」と話していましたが、インタビューではテンポよく的確に答えてくれました。

――法政大学では副主将を務めていましたが、学んだことや得たものはありますか?

副主将という立場ではありましたが、法政のチームは「4年生全員でキャプテンをやる」という雰囲気でした。その中で、仲間の様子を見て声をかけたり、必要な場面で引き締めたりと、自分中心ではなくチームのためにどう振る舞うかを意識するようになりました。同期も個性豊かで、それぞれのキャプテンシーを発揮し、自分も責任感を持って行動できたと思います。4年生の時はプレーしていても本当に楽しく、とても良いチームでした。

――8月16・17日に行われた東北フリーブレイズとのテストマッチの感想は?

自分の強みであるバトルでの勝利と、弱みである判断の遅さの両方が出た試合でした。1日目はペナルティが多く、PP(パワープレー)やPK(ペナルティキル)が中心になったため、出場機会は少なかったですが、その分シンプルに判断でき、正確なプレーができました。2日目は出場時間が増え、積極的にチャレンジしたことで課題も見つかり、大きな収穫となりました。今後もフリーブレイズとの対戦は、特に楽しみです。

――個人的な今シーズンの目標を教えてください。

DFなのでポイントよりも、シーズンを通して得失点差のプラスマイナス(+/-)でプラス評価を出すことです。ライバルはDF全員で、全員に勝つくらいの気持ちで挑みます。まずはチーム内でポジションを勝ち取り、PKにも出場できるように頑張りたいです。

――最後にワシタントの皆さんへのメッセージをお願いします。

ファンの皆さんが毎回練習を見に来てくれるのは本当に心強く、恵まれた環境の中でプレーできていることを実感しています。苫小牧でファンの皆さんと一緒に、リーグ優勝を勝ち取れるよう全力で戦いますので、応援よろしくお願いします。

【プロフィール】
床 勇大可(とこ ゆたか)
生年月日:2003年3月15日
血液型 B型
東京都出身(釧路鳥取小学校→富士見小学校→東村山第一中学校→明治学院東村山高校→法政大学)


レッドイーグルス北海道公式サイト:Rookies #5 床 勇大可選手

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